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政治津々浦々

世の中の旬な話題や、政治的な話をまとめたブログです。 私の文章で、自分なりに考えた結果が出せるような一助になれば幸いです。

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原発についてあまり知られていない事

現在、大飯原発を止めるか止めないかという議論が行われています。

止める側の人は、何を理由にして止めようとしているのか?
「危ないから止める」

これは、原発を一時的に止める事はどういう意味かを知らない人の意見です。

一時的に止めるというのは、ほとんど意味を為さないだけでなく、害悪でしかありません。

理由は簡単で、例え止めたとしても、核燃料を数年から数十年の間、崩壊熱を冷やし続けなければいけないからです。当然、福島のような災害が起きた場合、非常用電源がなく冷却機能が停止してしまった場合は、福島と同じような事例が発生します。

なので、原発を止める・止めないの話は、永久的に止めるのか、止めないのかの2通りしかないのです。そういう意味で、「限定的」に止めるという意見は、全く知識のない人の発言か、国民に対してのパフォーマンスでしかないのです。

今回の私の見解ですが、しばらくは動かし続ける以外に道はないでしょう。

さらに今回、日本の発電に関する研究費用は、ほぼ原子力に傾けられていて、他の発電については、本当に雀の涙程度の研究費用しか割り当てられていませんでした。

科学技術立国である日本が、もっと原子力以外の発電テクノロジ―研究に予算が割り当てられていれば、今後どうすればいいかという道筋がもう少し具体的になっていたのかもしれません。

いまでこそ、日本には数千兆円単位の資産価値を持つメタンハイドレートの重要性が叫ばれつつありますが、これらの研究費用は数千万円程度しか割り振られていませんでした。

他の発電方法については別途触れる事にして、話を原発に戻します。

よく原発は最もコストが安いと言われていますが、果たして本当でしょうか?
原発は、コストを試算するうえで最も難しい発電方法といえます。

まず、日本には核燃料を補完する為の中間施設はありますが、現在最終処分場は日本には存在してません。また、これらの保管期間は数十万年になります。さらに、これらのコストは、原子力のコストとして計算されていません。

私はこれだけでもコストが本当に他の発電よりも安いのか疑問に思います。再処理するにしても、最終的にはやはり処分が必要になるので、結局はこの最終処分場は不可欠になります。ただ、単純に未来の子供たちに対して、コストを先延ばしにしているに過ぎないのではないでしょうか?

これらは都道府県が核燃料税として、原子炉の設置者に課せられます。
ただし、電力会社はこれらの費用を上乗せして国民に請求するので、これらのコスト負担は結局国民が支払う事になります。

年間に対しての保管費用は、それほど大きな額ではないのかもしれません。
ですが、保管費用が例えば数百億円毎年かかれば、数十万年保管すれば兆では足りず、京の位に達してしまいます。

今後の発電技術の向上によって、これらが燃料を買う費用と違って、保管費用は途中で解約する事ができないので、足かせになる可能性を感じます。

そもそも、放射能汚染された地域は、放射線によって人もコンピュータでさえも、立ち入る事が出来なくなるという事を知らない人が多い。なのに、なぜ隣接して原発が立っているのか?日本のお国柄の事情が反映された結果、安全なんてものが軽視された結果であるのは明確で、こんな国が今後人災なしに原発を管理していける事が出来る未来なんてものがあるのか?

今更ですが、現状では徐々に別の発電にシフトしていく事以外は、為す術がないのかもしれません。
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